2016年08月 一覧

ただの送風機?冷えなくなったエアコンの原因とは?

1人で自宅にいる時は、なるべくエアコンを使わないようにしていました。
理由は1つ……「光熱費がもったいないから」ですが、家族のためとなると話は別です。
連日テレビでは「熱中症に気を付けて」と呼びかけられていました。
寝苦しい夜が続くのは子供達がかわいそうということで、冬に使用して以来久々に寝室のエアコンのスイッチを入れました。

涼しい風が送風口からそよいできます。
が、いつまでたっても部屋が冷えません。
冷房ではなく、ただの送風です。これでは扇風機と変わりません。
購入したのは3年前です。まだまだ現役で頑張ってもらわないと困ります。

このエアコンは、家の新築時に購入設置したもので、全て工務店さんが取り仕切ってくれていましたので、修理の依頼はメーカーのサービスセンターにお願いしました。

センターに繋がり、やり取りの際にまず聞かれたのが、「室外機は動いていますか?」でした。
こちらは動いていたのを確認済みでしたので、その旨を報告し、後日現物を見にきて頂くことになりました。

メーカーより派遣されたサービスマンの方がやってきました。
室内機と室外機、両方を調べた結果、異常が見られたのは室内機の方だと判明。
どうも「ガス漏れ」を起こしているらしいとのこと。

「ガス漏れ?」

エアコンの知識などまるでなかった私にとっては何のことやらさっぱりでした。
室外機と室内機の間を冷媒と呼ばれるガスが循環し、気体や液体に姿を変えることで、熱を奪ったり放出したりするのだそうです。使われているガスはフロンであり、同じ原理の家電には冷蔵庫があります。(最近はノンフロンのものが主流になっているみたいですが)エアコンのガス漏れを起こす原因にもいくつかあり、

  1. 取り付け工事のミスによるもの
  2. 室外機を無理に動かしたためにガスの配管に隙間が出来た
  3. 室外機のガスのバルブのパッキンが劣化した
  4. 室内機の熱交換器等、内部配管の異常

などが確認されているようなのですが、我が家の場合は熱交換器に異常が見られたみたいで、新しいものと交換することになりました。
熱交換器とは、本体のフタを開けてフィルターを外したらむき出しになる、銀色のギザギザと切り込みがついた部分です。

結局の所、我が家の場合は使用年数が浅いため劣化ということもなく、どうもメーカーの製造過程での組み立てが甘かったのではないか、とのことでした。

家電でよく言われる当たり外れの「ハズレ」を引いてしまったようでした。
当然、保証書に記載されている「冷媒回路5年保証」に当たるので、出張・調査・修理費ともに無償で直して頂くことができました。

ちなみにあの銀色の熱交換器、指で力を入れて押すとへこんでしまいます。そのことが冷えない要因になってしまうこともあるので、フィルター交換の際には気を付けて下さいと言われました。
分解されたエアコンはまさに精密機械でした。大事に使っていきたいと思います。


私にとっての兄と兄にとっての私

私には10歳年上の兄がいます。
兄は18歳ごろから一人暮らしをしているので一緒に生活をしていたのは8歳までです。
しかしそれまでの記憶もあまりなく、正直兄が家にいた記憶などほとんどありません。
なので兄が私の兄だと感じることもあまりありません。
兄が家に帰ってきても感覚的には「親戚のおにいさんが遊びに来た」くらいの感覚です。
しかしそこにワクワクやどきどきはないので、その辺の感覚は兄への感情なのかな?と思います。

兄は去年の秋に結婚しました。
お嫁さんを連れて実家に帰ってくるのも頻繁になりました。
家が近いので少なくとも月1回は帰ってきている気がします。
兄のお嫁さんは本当に素敵な人で、素敵な姉ができて本当にうれしいです。
彼女も3姉妹の末っ子なのでずっと欲しかった妹ができてうれしいと、私にすごくよくしてくれます。
なので兄の家に遊びに行くことや、兄夫婦の旅行のお土産など、二人に関することはすべて「お嫁ちゃん(仮名)の家」とか「お嫁ちゃんのお土産」と言ってしまいます。
すっかり兄の存在を飛び越えて兄のお嫁さんに懐いてしまいました。

昨日兄が一人だけ実家に帰ってきたとき「なんだお嫁ちゃんいないのか」と言い私は部屋に行ってしまいました。
兄はそれがショックだったようで、兄の帰宅後母が私にそれを伝えてきました。
なので私は母に「正直兄を兄と思えない」と打ち明けました。
すると母が昔の話をしてくれました。

私が保育園に行っていた時です。
私の両親は共働きで、特に母の帰りが少し遅いのでいつも保育園の閉園ぎりぎりまでお迎えを待っていました。
ある時閉園しても母は私を迎えに行けず、保育園に電話して近所のスーパーにあるベンチで待たせるよう頼んだそうです。
言われた通り私は夜のスーパーの前のベンチに一人座って待っていました。
すると偶然そこに車に乗った兄が通りかかりました。
アルバイト先の先輩にボウリングに誘われて先輩の車に乗せてもらっていたそうです。
一人で待つ私を見かけた兄は、母に電話をしてそれが私であることを確認。
そして先輩の誘いを断り車から降りて私を迎えに来てくれました。
そして私を連れて歩いて家まで帰ってくれたそうです。

私はその話を初めて聞いて驚きました。
お兄ちゃんらしい姿を見たことがなかったので最初は信じがたかったのですが、だんだん申し訳ない気持ちになってきました。
次に会ったらなんとなく会話してみようかと思います。


人力車を引くにもかなりのハードルを越えなくてはいけないらしい

京都の嵯峨野嵐山に行ってきました。
日本の有数の観光地ですが、京都は修学旅行の定番ですが高度成長期に生まれた私たちの時代は清水寺や金閣寺、銀閣寺などは行きましたが、後は奈良にも行ったので、残念ながら嵐山には行った事がなかったので、非常に楽しみにしていました。
3年程前に川が氾濫して渡月橋が崩れたと大きなニュースになりましたが、今ではそんな感じは微塵も感じさせず、周辺のお店から渡月橋は観光客で賑わっていました。

この旅行は個人的な旅行ではなくて、会社に5年以上勤務した人へと会社がご褒美にくれた旅行で、全部の観光代は会社持ちでした。
特に決められた観光ではなく、各自希望をひとつずつ言ってスケジュールをたてた旅行でしたので、前もって上司には「人力車に乗ってみませんか?」と誘いをかけたところ、上司も乗ってみたいとの答えでしたので、嵐山で竹林の小道を観光した後に会社の仲間5人で人力車をお願いしました。
ただ、5人は3台となりどうしても一人が1台となってしまうので、上司が一人で乗ることになり出発です。
時間的にも余裕がなかったので一区間コースをお願いしたのですが、料金は一人2,000円程で、決して高い乗り物とは思いませんでした。
筋肉隆々の若い男性が人力車を引き、大の大人2人を乗せて観光地を走りながら、観光案内もするのです。
「きつくないですか?」とつまらない質問をしてみると、笑顔で「最初はしゃべる事すらなかなか出来ませんでした」と答えが返ってきました。
この質問はその日は猛暑で炎天下の中での観光で、人力車の方も汗びっしょりだったからです。
それでも更に答えてくれて、「まだ日本人の方お二人は全然楽勝です。見た目だけでは判断出来ないのが外人のお客様で、いざ人力車を引こうとすると思ったより動かない事が多いです」と言っていました。

給料は完全歩合で、今はまだ暇な方で繁忙期になると嵐山に90台程の人力車が集まるそうで、それでも足りなくなるそうです。
人力車を引くにも試験がありそれに合格しないとずっと見習いを続けなくてはいけないそうで、生半可な気持ちでは出来ない観光業だなと思い、人力車を楽しんだのは勿論ですが、ひとつ勉強になったなと思う人力車体験でした。
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